盗聴器が発信する電波の到達距離は、機種にもよりますがおよそ100m〜200mが限界です。(盗聴器を仕掛けた場所からどれくらい離れて盗聴できますか?を参照)
それ以上離れた場所では電波式盗聴器でのリアルタイムな盗聴は不可能です。
100m~200m以上の距離で盗聴をしたい場合、いくつかの代替手段がありますので紹介します。
距離が離れていて電波受信による盗聴が出来ない場合、最も推奨できるのが録音機(ボイスレコーダー)による録音です。
まず盗聴したい部屋に録音機を仕掛けておき、録音をスタートしておきます。そして後日回収して録音内容を確認します。
この方法であれば、どのような遠方であっても確実に盗聴できます。
録音機を選ぶ時のポイントとしては、録音機の録音感度性能と電池寿命などが挙げられます。
出来るだけマイク感度が良い録音機を使用するとともに、可能な限り電池寿命が長いものを選ぶようにしましょう。録音可能時間の問題もありますが、多くの場合、先に電池の寿命が尽きますのであまり気にする必要はありません。当店の録音機では、仕掛けやすい小型タイプで電池寿命が最大約110時間(約4.5日)のREC-4G-Lがお勧めです。
盗聴用アプリを利用したスマートフォン盗聴や、パソコンのskypeなどの通話アプリを利用した盗聴方法もあります。しかし、スマートフォンでリアルタイムの盗聴を行うならばどうしてもインターネットに接続しなければならず、サーバー等にスマートフォンやパソコン固有の接続記録が残ってしまいます。また、PCは当然ながらスマートフォンにおいても小型録音機と比べると本体が大きく、隠しにくかったり発見されやすいというリスクがあります。
こういった理由から、スマートフォンやパソコンを使用した盗聴はあまりお勧めできません。