盗聴器で1週間の連続盗聴は可能なのか
1週間は人の生活において大きな1つのサイクルです。
1週間あれば、普段の生活も週末の様子も、全てが確認できます。
また、週に1度しか入れないといった部屋に盗聴器を仕掛ける場合においても、盗聴器が1週間連続して使用できるのかは大きなポイントです。
今回はこの1週間という期間に注目し、使える盗聴器とその方法を解説します。
1週間使用できる盗聴器
盗聴器の使える時間を決定づけるのは電源です。
電池寿命の観点から、1週間以上使用できる盗聴器を紹介します。
コンセント式盗聴発信器
盗聴発信器にはコンセント式と電池式がありますが、コンセント式は電池を使用せずコンセントから常時給電されているため電池寿命はありません。一方、電池式は電池がなくなると停止するため電池寿命が重要になります。
コンセント式盗聴発信器は期間を気にせずにずっと使用したい時に最適な盗聴器です。
壁コンセントの内部に仕掛けるクリップ式盗聴器も同様にコンセントの電源線から給電されるため、電池寿命がなく半永久的に使用できます。
電池式盗聴器
電池式盗聴器では小型電池式盗聴器TX-RBが1週間以上使用できます。
ULX-40の電池寿命は420時間で、日数で計算すると17.5日で2週間以上使用できる計算になります。
ボイスレコーダー
連続録音または音声起動録音
ボイスレコーダーは全ての機種が電池で作動します。しかし、連続録音のまま1週間以上電池がもつボイスレコーダーはありません。
電池寿命は最大でもVR-8Vの120時間で、これは日数に換算すると5日間となります。
ボイスレコーダーには音声起動録音機能(VOS機能)が搭載されたものもありますが、この機能を使用した場合でも電池の寿命が延びることはありません。VOS機能は音声がある時だけ録音し、音声がない時は録音を停止する機能です。録音が停止することから電池も消耗しないといった印象を受けますが、実際には録音していてもしていなくても等しく電池を消耗し続けるため、電池寿命の延長には貢献しません。
※ボイスレコーダーを仕掛ける際にACアダプタを接続できる場合は1週間以上の盗聴録音が可能です。
音声監視録音
音声監視録音(SVOS機能)が搭載されたボイスレコーダーは、状況によっては1週間の録音が可能です。
SVOS機能は音声がある場合だけ録音起動し、音声がなくなるとボイスレコーダーの電源自体がスリープ状態になるため、無音時のボイスレコーダー本体の電源消費量がとても小さいことが特徴です。
SVOS機能が使用できるボイスレコーダーの電池寿命の表示には、録音動作時間と待機時間の2つの表示があります。この場合、電池は無音の時はスリープ状態の本体を維持するために消費し、音声がある場合には録音動作のために消費することになります。総合的な電池寿命は待機と録音の2つの動作のバランスによって決まるため、1週間持つのかの判断は難しいところですが、録音対象が1日平均4時間ほど音声のある状態と想定するなら最大録音時間の電池寿命が30時間前後のVR-4SLやVR-8SLなどが1週間の録音を期待できます。
コンクリートマイク
コンクリートマイクは盗聴する側が対象の部屋の壁越し、ドア越し、窓越しにコンタクトマイクを押し当て、室内の会話を直接聞く方法です。
本体は自分で持って盗聴を行うため、電池はいつでも交換できます。従って、1週間ずっとその場にいることができれば1週間の盗聴が可能です。
1週間使用できない盗聴器
1週間の盗聴ができない盗聴器は、カード型盗聴器TX-BCとSVOS機能がないボイスレコーダーです。
どちらとも1週間以内に電池が切れるため1週間の盗聴は不可能です。
※ボイスレコーダーを仕掛ける際にACアダプタを接続できる場合は1週間以上の盗聴録音が可能です。
まとめ
今回は1週間連続の盗聴ができるかどうかに着目し、それぞれの盗聴器を出来る出来ないに分けて解説しました。
結果的に一部を除くほとんどの盗聴器が1週間以上の盗聴が可能となります。
しかし、電池を使用する盗聴器はどんなに電池が長持ちしても、最後には電池が切れてしまいます。
このことから、当店では可能な限り電池寿命のないコンセント式盗聴器をお勧めしています。
盗聴したい期間は状況によって様々です。このような期間の盗聴を実現したいといった質問があれば、お気軽に当店までお問い合わせください。